今日のブログは、昨日クロス10を会場に執り行われた「十日町商工会議所・平成25年新春賀詞交歓会」での、丸山秀二会頭のごあいさつ(要点のみ)を以下掲載させていただきます。
新年明けましておめでとうございます。
昨年、長引く欧州債務問題の影響や新興国の成長の鈍化により、世界経済の牽引役であった中国をはじめ多くの国や地域で製造業部門を中心に減速傾向が続いておりました。
そのため我が国経済は昨年前半、震災復興関連需要が官・民の両面で増加する中で国内需要が堅調に推移しましたが、後半になると海外経済の減速を反映し、輸出や鉱工業生産はもとより順調に推移していた内需にも影響が及びはじめておりました。
しかし昨年12月の政権交代により、円安や株価の上昇等は期待先行で実体経済とは少し乖離していると思いますが、新政権の経済を最優先する方針が影響させているものと推測しています。
日本商工会議所の岡村会頭は1月7日の記者会見において、安部政権に望む最優先の政策と民間企業が取り組むべきことについて次のように発言しています。
政府に対して臨むことは第1に復興の加速、第2に成長戦略として10兆円と言われる需給ギャップ解消に向けた大型補正予算の編成、そして平成25年度予算はさらにその後の成長戦略につながるような予算編成、第三に社会インフラとも言われているエネルギー、TPP、社会保障と税の一体改革と発言しております。
民間部門が取り組むべきことについては、第1に成長分野での製品開発力の強化。第2に産業構造変化への対応ですが、具体的にはこれからの成長産業である環境・エネルギー分野や医療・介護分野などへの資源の投入に変えていかなければならない。第3にグローバルに市場を見ながら事業を展開して行くべきと発言されています。
マクロではその通りと思いますが、国の政策の行方を注視しながらそれぞれの企業が考えていただきたいと思いますし、地方の中小企業が取り組むべき内容といたしますと、関連企業や会社の取引先の動向を把握しつつ、徐々に方向を変えていくことが必要ではないかと考えております。
当地域では、全国的な地方経済の低迷以上に、一昨年来の豪雪や地震、水害と度重なる自然災害の発生、少子高齢化や過疎化等の進行により、産業界を取り巻く環境は非常に厳しい状況が続いております。
昨年は、国や県に対し「中小企業に対する支援施策の拡充・強化」や「産業の発展を支える社会資本の整備」、「2014年問題に絡むほくほく線の北陸新幹線へのアクセス網の整備促進」等直面する問題や課題に対する意見具申を行うとともに会員事業所や役員・議員の意見を集約し十日町市に「平成25年度の産業振興施策等に対する要望」を提出し、商工業者の経営環境の改善や産業の安定的発展を図るため、様々な要望活動を積極的に推進してまいりました。
国の緊急経済対策による事業の予算化や設備投資や雇用促進等の減税措置により経済の再生に期待されますが、商工会議所といたしましては、地域の産業と雇用を支えている会員企業の経営を下支えするため、会員事業所の現場の声を商工業者の意見としてとりまとめ、積極的な意見提言を行うとともに、市当局はもとより業界団体との信頼関係をより一層深めながら地域経済の振興に取り組んでまいります。
また十日町市が「新たなにぎわい」に満ちた「魅力のあるまち」の創造を基本理念に「十日町市中心市街地活性化基本計画」の策定に向け精力的に取り組んでおりますが、当会議所も商業施設と都市機能の相乗効果が発揮された「コンパクトシティ」の実現を目指し、行政や商業者、地域住民との連携を密に中心市街地活性化事業の下支えを行って参ります。
なお十日町市中心市街地活性化基金の財源として、多くの皆様から十日町市にご寄附いただきましたことにより目標の額に到達する見込みが立ちましことに対しまして、各位にこの場をお借りして感謝申し上げます。
終わりに、本日ご参会の皆様の相変わらぬご厚情と、ご支援ご協力を賜る中、地域経済の発展に積極的に取り組んでまいりますので、さらなるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ挨拶といたします。
平成25年1月21日 十日町商工会議所 会頭 丸山秀二
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2013.01.22 Tuesday