平成22年から改善工事が行われていた、JR東日本宮中取水ダムの魚道と魚道観察室が完成しましたので、本日9時から十日町市議会で視察を行いました。
JR東日本による信濃川からの不正取水発覚に端を発し、今日まで同社と十日町市との様々な共生策が実践され、宮中ダムの魚道についても、地元漁協や信濃川の水をよみがえらせる会などからの改善要望がようやく実現した格好です。
上の画像は大型魚道(鮭などが遡上)の捕獲調査を行うゲートですが、他の小型魚道、せせらぎ魚道などでも同様に、7時から17時まで、1時間おきに種類確認と体長、重さの計測を行っています。
大型魚道と小型魚道の間に魚道観察室があり、強化ガラス越しに、魚道の水中を覗くことのできる仕掛けとなっており、4月20日から11月20日までの10時から16時まで、無料で見学することができます(ただし増水時などは見学できないこともあります)。
さて現在、年次毎の放流量を定めての試験放流も実施される中で、鮭の遡上数も以前より飛躍的に増加し、生態系に配慮しつつの水力発電取水が行われており、クリーンエネルギーとされる水力発電と、取水によっての自然との共生は、極めて微妙で難しい課題ですが、まずはまた一歩前進の「新魚道完成」を喜びたいと思います。
ちなみにこの魚道は、取水ダム右岸に造られていますが、遠目からも良く見える大きな魚道で、関係者の説明によると「このような魚道は、全国的にみても大規模」とのことでありました。
◇庭野しげみ後援会長岡花火ツアー(8/2)→募集中
◇庭野しげみFacebookページ→こちら
◇十日町市HP→こちら 大地の芸術祭2012→7/29-9/17
◇JR東日本・宮中ダム放流量→本日
←ブログ村ランキングにエントリー中 クリックして応援してください
1980年BMX世界選手権大会→庭野しげみ出場
2012.07.02 Monday